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フェムトリアクター

1リットルの1兆分の1サイズ!

フェムトリアクターとは、フェムト、つまり1兆分の1リットル(10-15)サイズの、とてもとても小さな化学合成をコントロールする技術のこと。日華化学では産業技術総合研究所とともに、このフェムトリアクターを活用して、銀や金などの金属を生成し、分散させる技術を研究しています。

小さいほうがいいこと。

金属の一般的な化学反応では、モノ同士がぶつかったところから化学反応が進むため、反応が遅く、また生成物も形が大きく、サイズが不揃いになってしまいがちです。一方、フェムトリアクターを活用すると、はじめから微小サイズでモノ同士が衝突します。だから反応が早いうえ、サイズがとても小さく揃っているという特徴があるのです。では、この「とても小さい反応」に、どんないいことがあるのでしょうか。

電気が伝わるインク?

例えば既に実現しているのが「電気が伝わる、銀色のインク」。銀は一般的な反応で分散させると、銀粒子が大きく不揃いなため、電気がうまく通りません。でも、フェムトリアクターを使った銀粒子インクなら、きちんと電気が通るのです。これを使えば、将来は「どこでも電線を引けるペン」が実現できるかもしれません。このように、フェムトリアクターは「小さい」ことにより、金属に様々な特別な機能を持たせることができます。

フェムトリアクターが描く未来

フェムトリアクターは将来、ウエアラブル・デバイスへの応用などスマート・テキスタイルの分野への展開が期待されています。加えて、全く新しい省エネルギーの反応装置として、有機化学物や高分子合成などの幅広い可能性をもっています。日華化学では、繊維や自動車などの産業でもこの技術を活かすべく、新たな領域での研究を進めています。

こんなにある、日華の技術