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ウレタン

身近なところにポリウレタン。

みなさんは「ポリウレタン」をご存知でしょうか?ポリウレタンは、靴や鞄、車や建物の表面を保護したり、お菓子の袋の接着部分に用いられたり、携帯の画面などの保護シートになったりと、様々に形を変えながら、私たちの生活を支える樹脂です。

強いのにのびる?

ポリウレタンは硬かったり、柔らかかったり、伸びたり縮んだりと、設計によって様々な性質を示します。他にも、傷がつきにくく、傷がついても自然に直る特徴もあります。多様に機能が変化するため、塗ったり、貼ったり、束ねたりと、様々な分野で活躍しています。日華化学では、このポリウレタンの開発を手がけています。

緻密な設計技術!

ポリウレタンは、「ハードセグメント」と呼ばれる硬い成分と、「ソフトセグメント」と呼ばれる伸びる成分を組み合わせて設計されています。緻密な設計でこれらを組み合わせることで、硬いものから弾力のあるものまで、様々な性質を持ったものをつくることができます。

人にやさしく、自然にやさしく。

日華化学では、環境に優しいポリウレタンを開発しています。一般的なポリウレタンは「有機溶剤」と呼ばれる液体に溶けていますが、この有機溶剤が蒸発すると、大気や水質を汚染し、人体への安全・健康に悪影響を及ぼします。そこで日華は有機溶剤を含まない「水系ポリウレタン」を開発しました。車やソファーのシート、また、靴、鞄などの人工皮革分野では、世界でもトップクラスの品質と安全を提供しています。

ポリウレタンから広がる可能性

日華化学では、「光硬化型ポリウレタンアクリレート」という技術を開発しています。この技術を用いると、UV(紫外線)をあてるだけでポリウレタンが被膜を形成するため、有機溶媒や水を飛ばす必要がなく、つくるのが容易で環境にも優しいという特徴があります。ポリウレタンの技術は、フィルム用のインキや車、電子材料などのハードコート材料など、いろいろな用途に展開可能。ポリウレタンには、様々な可能性が眠っています。

こんなにある、日華の技術